6年生の指導方針
6年生は、週3日のレギュラークラスに加え、一学期から月に2,3回の志望校別特訓を行います。8月以降、自身の志望校の過去問にも自宅や塾の自習室にて取り組みます。過去問スケジュールは担任が受験ローテーション、現状の学力、入試当日までの流れを踏まえて個々に作成します。
9月以降は大手塾の全国模試、学校別模試も受験します。合格可能性を確認しつつ、対外試合を通じて結果を出すための精神力を養います。
算数の指導方針(6年生)
全分野を繰り返し学習
入試演習中心のクラスも
6年生はクラスの状況にあわせて最適な教材を使用するため、扱う教材が異なることが多くなります。ここまで算数を順調に学習できた子が在籍するクラスは入試問題を解く機会が多くなり、早い段階から実戦力を鍛えます。一通り習い終えたけれどこれから定着度を高めていく子が在籍するクラスは重要単元のベーシック内容を繰り返し、二学期から入試演習にシフトします。どのタイミングで入試演習中心にシフトしていくかがクラスにとって異なる独特のカリキュラムです。共通教材に「ファイナル」というものがあります。近年の入試問題傾向を踏まえた本教材をいつでも確実に解ける状態にするだけで、多くの学校の入試問題に対応できる力が身につきます。重要単元をA問題、B問題に分けて一学期に取り組み、改題集、演習回の確認テストを通じ、徹底的に定着させます。6年生の1年間で重要単元を何度も繰り返し学習することが受験時の得点力を高めます。繰り返しの学習を通じて、苦手分野をなくし確実性を高めて受験に臨みます。
算数のカリキュラム |
国語の指導方針(6年生)
毎週行う長文読解
話題のテーマや頻出作家の作品を重視
6年生はレギュラー授業と一学期から始まる志望校別特訓の2本立てとなり、いずれも長文読解が中心です。レギュラー授業では、一学期は作品別や作家別、二学期はテーマ別となり、近年の入試傾向を踏まえた文章を選定します。またクラスレベルに応じて設問の難易度を調整した問題に取り組ませ、少人数制の良さを活かし、授業内に記述添削を行いアドバイスを伝えます。志望校別特訓は約30コースの中から選択でき、自身の目標とする学校にあった演習問題を解き、解説授業を受けます。国語は学校のカラーが特に色濃く反映されやすい教科であるため、学校にあった対策が有効です。記述重視か選択肢重視かだけでも、重点的に取り組むべき課題は変わります。この個々の目標に合わせた志望校別特訓は1回の授業が4時間と、算数と同じ豊富な時間を用意しています。家庭学習では、文法や語彙に加え、充実した解説がついた長文読解も課題として出されます。ベースを確立しつつ、ターゲットを明確にした対策を通じて、「時間対効果」の高い指導を行います。
理科の指導方針(6年生)
全分野を総復習
週テによる暗記の徹底確認と授業による現場思考力養成
6年生は6月までの間に全分野、講義と演習を繰り返していく形で、総復習を行います。その上で7月は入試演習、8月・9月前半は単元別入試演習、それ以降は入試演習となり、限られた時間で得点を積み重ねていく練習を行いながら、初見の問題への対応力も磨きます。6年前半の暗記には「理科コアプラス」を副教材として用い、6年後半の暗記には一行問題や単元別のプリントを用います。努力で結果を出せる分野は暗記を徹底し、週テストの結果が著しく悪い場合には個々に呼び出して指導します。また、最近の入試では、前提知識を必要とせず分析力が求められる実験・観察系の問題や、文章を読み取っていく読解系の問題、作図問題が増えています。実験・観察系の問題は随時繰り返し扱っていきますが、読解型や作図問題、分野横断型の問題は夏の特別講座において、直近に話題になったことを踏まえて出題される時事問題系は12月と正月特訓でそれぞれカバーしていきます。
理科のカリキュラム |
社会の指導方針(6年生)
公民終了後に総復習
秋から入試演習を通じて得点力を高める
6年生は社会保障、地球規模の環境問題、国際連合、世界の国といった公民分野の後半から始まり、公民終了後は地理を中心とした全分野の総復習に移ります。夏期講習では地理は差がつく統計資料問題、歴史は医療史や土地制度史など切り口を変えての講義、公民は重要単元に絞った演習と解説など、じっくりと復習を進めます。教材はほぼ同一であっても、話す切り口は毎年異なるものです。政治・経済・国際情勢などその時に話題になっていることを踏まえ、ニュース内容と授業がリンクする講義を心がけています。クラスによって若干開始時期は異なりますが、秋から入試演習となります。入試演習では知識の確認だけではなく、私たちが「大学入試改革系」と呼ぶ、図や統計資料、本文の内容を読み取る問題にも触れていきます。また、試験範囲を定めて基礎分野の確認を行う週テストの結果を重視します。努力で結果を出せる分野は暗記を徹底し、週テストの結果が著しく悪い場合には追試を課すこともあります。
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