5年生のカリキュラム

5年生の指導方針

5年生のレギュラークラスは、週3日となります。算数に比重を置いた授業時間となっています。受験学年で個々の課題に対応していくためにも、全教科基礎力を充実させることに加え、受験で差がつく算数は早期に一通り学習を終えることが重要です。算数と国語の宿題は毎回提出を求め、学習状況をチェックします。また、理科と社会は毎週行われる週テストを通じ、家庭学習で基礎が身についているかどうかの確認を行います。

算数の指導方針(5年生)

1年間で全単元終了
毎週4時間半の授業を通じ、塾で算数の実力を高める

5年生のカリキュラムで中学受験に必要な分野は一通り学習を終えます。これにより6年生の1年間を実戦力を高める期間にあてることができます。学ぶ内容は多いですが、週2日合計4時間半という豊富な授業時間を活用し、塾の授業で伸ばします。家庭学習量も増えますが、すべて復習です。授業で習ったことを定着させるための課題は、毎回提出を求めてチェックし、演習回を通じて理解が得点に結びついているかも毎週確認します。少人数制の良さを活かし、授業前後の質問対応によって、疑問点をすぐ解決していくことができます。学習の中で重視するのは「足跡を残すこと」です。式をていねいに書くことで論理的に解答を導き出すことを求めます。感覚が優れていたり過去に解いた問題と同パターンと分析できたりして、頭の中だけで処理して答えを出すやり方を続ける多くの子は5年生の間につまずくものです。宿題チェックでも授業でも4年生よりさらに式や途中の過程が書かれているかを細かく見ていきます。

算数のカリキュラム

国語の指導方針(5年生)

多様なテーマに触れる
毎週約2時間の授業を読解に充て、文法は講習時に集中して学習する

5年生になると、物語文に加え、説明文・随筆文など受験で出題される全分野を学習します。説明文や随筆文は、対比関係の整理、主張と具体例を分けるなどの読む作法、設問条件のチェックや選択肢の処理の仕方などの解く作法を体系立てて基礎から説明していきます。物語文は4年生と比べて複雑な人物関係、経験のない背景を持った高度な長文にも早期から取り組んでいきます。二学期になると、継続して出題され続けるテーマに加え、近年出題割合が増えている「AIやロボット」「ジェンダー論」や「哲学」、複雑な家族関係を背景にした文章も扱います。またクラスレベルに応じて設問の難易度を調整した教材を使用します。演習時間が30分であれば解説に1時間以上をかけ、設問の解説はもちろん、文章内容も深く解説します。家庭でも取り組めるものはできるだけ授業から省いています。暗記重視の文法分野や語彙は家庭学習課題として出し、テスト範囲に組み込みます。敬語や助動詞の識別など解説を必要とする文法分野は講習会の中で集中的に扱うことで、通常の授業を文章読解メインにしています。

理科の指導方針(5年生)

広く深く全分野を網羅
暗記と現場思考力をバランスよく養成する

5年生のカリキュラムで中学受験に必要な分野は一通り学習を終えます。生物、地学、化学、物理すべての分野を深めていきます。学習する範囲も広く、暗記量も増えます。毎週の週テストを通じ、暗記の確認を継続します。一方、暗記に偏った学習は6年生になってつまずきやすくなりますから、根本原理から考えることで、何でも暗記で乗り切ることがないように促す必要があります。授業では知識の整理だけにとどまらず、日常生活とのつながりを意識した説明や、なぜ?と生徒に問いかけ、かえってきた反応を利用し、現場思考力を養成することを目的としています。家庭学習では目の前の単元だけを覚えるような近視眼的にならないよう、宿題テキストには復習問題を入れ、効果的に基礎内容を反復します。また、中堅校の入試問題である練習問題Bを通じて、早くから実戦力も身につけていきます。

理科のカリキュラム

社会の指導方針(5年生)

地理と歴史を完成させ公民導入まで
講義はストーリー重視、家庭学習は暗記重視

5年生は、地理や歴史の全分野に加え、公民の導入まで行います。ペースは算数や理科と比べればゆったりとしており、5年末に中学受験に必要な分野を終わらせることはありません。地理は産業別の学習を終えた後、地方別学習に入ります。白地図を用い授業内で書き込んでいく形式です。そして自宅にて白地図清書を行い、講師がチェックします。歴史は用語の整理を行う授業というより、歴史自体を大きなストーリーとして語っていきます。なぜこんな事件が起こったのか、改革を行う背景には何があったのか。講談師ほどまでに惹きつける話ができるかどうかはともかく、歴史を知っていても次が聞きたくなるような授業を、そしてつながりを意識する授業を心がけています。家庭学習量は決して少なくありません。一行問題の暗記は週テストを通じてチェックを行います。演習課題は入試問題をふんだんに取り入れ演習量を積んでいきます。

社会のカリキュラム

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