オンライン授業の理念

ジーニアスのオンライン授業における理念をお伝えします。こちらは2020年4月段階のものをそのまま掲載しています。

Afterコロナを見据えた学習環境を提供

2020年4月、緊急事態宣言が出されました。科学誌「サイエンス」に掲載されたハーバード大学の研究者の報告によれば「現在の医療の力では感染流行が2022年まで続く可能性がある」と結論付けています。社会は変わりました。過去の経験則は当てはまりません。

一度きりの中学受験、先が見えない中でも、受験に向けた備えを続ける必要があります。私たちは、コロナウイルス終息後に以前の形式に戻すつもりで「つなぎ」にオンライン授業を提供するつもりはありません。まずは”Withコロナ”、そして”Afterコロナ”を見据えてオンライン授業を導入しました。

少人数制での質の高い指導

私たちは、もともと「算数・国語は1クラス9名の少人数制」の中学受験専門塾です。少人数だからこそ、授業中に個々の記述添削を行ったり、生徒の反応を見て解説のスピードを変えたりすることもあります。はやく解き終わった生徒には追加プリントを渡したり、つまずいている子にヒントを出したり。少人数制の対面授業、そして教科別のクラス分けだからこそ質の高い指導ができてきたと考えています。質問対応も授業の前後や休み時間に余裕をもって答えられてきました。

一方、理科・社会は少人数ではありませんでした。授業はこちらから伝えることが多く、講師の問いかけに皆で考えてもらう場面もあります。人数に対するこだわりがないため、算数・国語とは異なり少人数制とはしておりません。生徒が一定数いることで活気ある授業になる良さもあります。しかしこの1クラス平均10数名という人数で長時間の授業を行うことは、現段階では感染リスクを高めるというジレンマもあります。仮に塾が再開したとしても、できるだけそのようなリスクを取りたくないという方もいるでしょう。そもそも、理科・社会は高品質のオンライン授業で代替できる面が大きいと気づき始めるでしょう。

コロナウイルスの終息いかんにかかわらず、全学年の理社授業においてWeb授業配信を全面的に行い続けます終息後はこれまで通り、レギュラークラスに4教科通いながら、欠席時や復習用にWeb授業を視聴することもできます。あるいは5年生、6年生は週2回の少人数制の通塾で理社は自宅で自分のペースでWeb授業を視聴することも可能です。決まった時間に見なければならないことはありません。動画公開期間中、いつでも動画を見ることができます。より習い事とも両立できるようになるでしょう。

ジーニアスは3つのプロセスを経て対面授業再開

これはあくまでも「Afterコロナ」の話です。外出に強い制限がかかる状況からの再開プロセスを3段階に分け、その状況にあわせて最大限効果的な方法を行っていきます。

第一段階 Zoom専用クラス+理科・社会オンライン授業配信
オンラインシステムによる課題チェックと質問対応
オンライン添削チャレンジ

※外出に強い制限がかかっている状況
第二段階 少人数制による習熟度別算数・国語対面授業 or Zoom専用クラス
理科・社会オンライン授業配信
オンラインシステムによる質問対応
オンライン添削チャレンジ

※一部の登校日が設定、分散登校が実施される状況
第三段階 全教科対面授業
理科・社会オンライン授業配信
オンラインシステムによる質問対応
オンライン添削チャレンジ

※学校の授業がほぼ通常時に戻った状況

場当たり的な対応に振り回されることなく、プロセスにそって学習環境を整えてまいります。

分散登校のような学校登校日が設定されているような第二段階になれば、「少人数制による習熟度別算数・国語対面授業 or Zoom専用クラス」と「理科・社会オンライン授業配信」、そして「記述添削、質問対応」を組み合わせた指導を行います。Zoomによる質問対応、面談も導入しております。制限された中でも、より効率的に学習できるかどうかが合否を分けるでしょう。私たちは真摯に取り組み、悔いのない受験を迎えられるよう、力を尽くします。理社授業はWeb授業配信を全面的に行い続けます。では、オンライン授業の具体的な方法の説明に移ります。

高品質なオンデマンド授業を提供する

なぜ、ジーニアスの理科・社会はインタラクティブ授業ではなく、オンデマンド方式のオンライン授業配信を中心に据えているのか。それは2020年段階での学習効率を追求した結果です。リアルタイムでインタラクティブ授業を展開する利点は、モチベーションがわき集中して取り組めること、友達と切磋琢磨できる点、個々の反応をある程度確認できる点にあります。一方、人数が多くなると結局双方向性を持った授業は難しくなります。ミュートにして講師が一方的に話す時間が長くなり、所々で生徒とのやり取りを入れる。間ができます。無駄な時間です。動画も音声も粗さが目立ちます。最初はそれでも楽しさ、充実感が勝るでしょう。機器を使いこなして工夫していくことで、無駄な時間は減らせるでしょう。しかし、中学受験指導をする我々は今、効率性を重視したいと考えています。不必要な箇所は動画編集を通じてカットし、色調補正を行った高品質の動画授業を提供し続けます。同じ授業時間でより効率を高め、学力を高めていくために、2020年段階では少人数制で指導する算数・国語以外は、オンライン授業配信に分があるケースが多いと判断しました。一部、志望校別特訓など、少人数かつインタラクティブ授業の利点を活かしやすいもの、移動時間をかけることなく対面指導に近い授業が提供できることを重視する際には取り入れてまいります。2020年9月以降、外出に強い制限がかかる場合、1クラス約9名の算数・国語についてはインタラクティブ授業を行います。

モチベーションを高めるための取り組みは欠かせません。緊急事態宣言下など外出に強い制限がかかる場合には、Zoom等を利用した双方向性のある課題チェック、個別アドバイスを毎週担任が行っていくことで持たせます。6年生は定期的に、希望制のホームルームをオンライン上で開催し、友達の顔を見ながら勉強への意欲を再確認します。分からないことは、Zoomで各教科の先生に聞くことができます。さらに、オンライン記述添削チャレンジのYoutubeライブ配信を行います。あなたの作文、記述答案が設定した「ニックネーム」とともに読み上げられる機会もあるでしょう。

これまでも、これからも、受験生一人ひとりに寄り添い、志望校合格という夢を応援し続けてまいります。文明の利器は活用しながら、それに振り回されない主体性を持った受験生になるべく歩みを進めましょう。

算数入試問題解説、模試の解説動画配信、「おもしろくてためになる語彙動画」など、高品質のオンライン配信を行ってきました。一日の長があります。私たちにお任せください。

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